卓越した実用時計、水中探検のシンボルであるペラゴス コレクションのモデルは、今日存在する伝統的な機械式ダイバーズウォッチにおいて最も完成度の高いウォッチのひとつだ。
チタニウム製ブレスレットを特徴とするペラゴス。スチール製フォールディングクラスプは、チューダーが開発・特許取得の独自の自動調整可能スプリングメカニズムを備えている。この技術システムによりダイビング中にブレスレットの自動調整が可能。潜水することで連結部が圧縮され、ブレスレットは収縮する。ダイバーが再び水面に戻る際に水圧が減少するとブレスレットは拡張する。さらに伸縮機能を備えたラバーストラップも付属しており、あらゆる潜水条件に適応する。
ペラゴス 39は、セルフサイズ調整を可能にする“T-fit”クイックアジャストクラスプを備える。工具不要の簡単な操作で、着用者自身が8mmの長さを5段階で調節することができるようになっている。またこのクラスプは、ウェットスーツの上からも着用できるよう25mmのエクステンションリンクを備えている。
ぺラゴスの針、特に時針は独特のスクエアが先端に付いており、ひと目で分針と区別することができる。コレクターたちの間では「スノーフレーク」として知られているこの特徴は、1969年以降のチューダー ダイバーズウォッチの象徴である。
ペラゴス モデルはチューダー マニュファクチュール キャリバーを搭載し、高性能、堅牢性、信頼性そして精度を兼ね備えている。パワーリザーブは約70時間。例えば、金曜日の夜に腕時計を外し、ゼンマイを巻かなくても月曜日の朝に使用することができる。従来の時針と分針、秒針に加え、いくつかのモデルには、瞬時に変わる日付表示が3時位置に備えている。
チューダー ペラゴスとペラゴス LHDは、ヘリウム排出バルブを装備することにより、500m防水が保証されているいわゆる「飽和」潜水において、時計を保護するために必要不可欠な装置である。
LHD(Left-Hand-Drive)と名付けられた左利きダイバーのためのペラゴスはリューズがケースの左側に取り付けられており右腕に着用することができる。過去に目を向けると、チューダー ぺラゴスは、左利きのプロダイバーのため特別にデザインされたダイバーズウォッチのブランドの歴史を思い起こさせる。1970年代には、フランス海軍より左利きダイバーのためのオーダーメイドモデルの製造を依頼されていた。
チタニウム製逆回転防止ベゼルに搭載されているセラミックディスクには印象的なルミナスマーカーが施され、視界が悪い状況でも高い視認性を誇る。